AWSSummit 2014 基調講演 速記メモ

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http://www.awssummittokyo.com/

AWS Summit Tokyo 2014 #AWSSummit

スタートアップのAWS活用

airbnbの事例

https://www.airbnb.jp/

現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト – Airbnb

1年半で100万人以上の利用者増。それを支えるのは1300のEC2インスタンス。しかしながら、運用チームはたった5人。

大手での利用も

大手のホテル事業者にも使って頂いている。予約システムなど。AWSを利用するホテル事業者の例:自分たちのベストなエンジニアをインフラに使うのではなく、お客様のために使うのだとして、全てをAWSに移行している。

小さいところから老舗のホテルまで、もちろんあいだのブティックホテルもAWSを使っている。

これからのインフラと、AWS

ITは、無用化したのではなく、ITは差別化をもたらすものではなくなった。みなが同じ地盤で競争できるようになった。ITで競争するのではなく、商品、サービス自体の価値が問われる。

エンタープライズはグローバルマーケットの中での競争で早く動かなければならない。そしてお客様のためにサービスを考えなければいけない。

競争が激化しコンシューマーロイヤリティが低下、不確実性が高まる中でどうするか。

  • オンデマンドでのリソースの獲得
  • 不要になったリソースの開放
  • 使った分だけの支払い
  • 他社のコアコンピテンシーの活用
  • 固定費を変動費に

・・・これらは、実はIT以外では昔からやられてきたことです。例えば人事を見てみましょう派遣を利用したり、必要なときだけ雇ったりしています。

ところがITでは、従来業者は”人質”になっていた。ITシステムプロバイダと長期の契約が必要でした。

アジャイルになるためには異なるリソースでよりフレキシブルに動く必要があります。

Amazon.comの基本原則についてお話します。

株主への手紙より。

私たちは長期的視野を持った企業です。
たとえ一生かかっても、長期的成功を求めています。

アジリティ–私達は継続的にいろんな実験をし分析、そこから学びます。
自分たちの強みを拡大、弱いところは撤退します。
実験コストを下げることができれば、もっと実験をすることができます。

私達は、結果的にお客様を最も大事にする企業となりました。イノベーションの力をお客様のために発揮し、お客様に向けてパーソナライズしてサービスを提供します。

「イノベーションとは、誰もやってないことをやることだ」と言われるが、私達は、「イノベーションとはこれからも変わらないことを続けていく」ことだと気づきました。私達はお客様にとっての普遍的な価値を求め続けていきます。

私達のイノベーションは、品揃え、低価格、利便性といった永続的メリットを提供し続けることです。10年後に、「Amazonの価格設定がもっと高かったら良いのに」という人は居ないのです。

利便性を高めることもそう。

はずみ車-Fly wheel、次に繋げるという考え方

AWS利用率の増加→インフラの増強→規模の経済、→インフラコストの低下→料金値下げ→利用者増加→利用率増加
という原動力で永遠に前進していく。

これまで44回の値下げをやってきた。そしてその値下げは、競合によるプレッシャーによるものではありません。

イノベーションを増やしたいなら失敗のコストを下げなければならない

By Joi Ito

お客様を起点として考える

一番最初にプレスリリースを書くサービス開発

Amazonはエンジニア志向の企業ですが、サービスを新しく作るときは、プレスリリースを書くところから始めます。これは、実際に発表されるものではありませんが、プレスリリースのような形で、シンプルで明確な言葉でどのような商品になるかを書いていきます。そして、その次にはFAQを20個、想定して書きます。続いてユーザードキュメント、そして開発ドキュメントをつくっていくという順番です。

商品のアーキテクチャ像やコードを書く前に、こういった順番で開発に取り組むことで、お客様の求めるものを開発することにつながっています。

クラウドサービスによるアジャイル化の事例

如何に、従来の企業がクラウドサービスを使ってアジャイルになれたかの紹介のために
NTTドコモの栄藤さまにお話を頂きます。

NTTドコモ栄藤さん

ドコモでは、EC2インスタンスを数千使って、しゃべってコンシェルなどを運営しています。AWSを使うことで、NTTドコモとして新しい開発のエコシステムに入ることが出来ました。これからは、新しい開発手法を実践していきたいです。

“失敗のためのコストを下げなければならない、アジリティを上げなければならない”というお話が有りましたが、まさにそれをしたかったのです。

2010年、まさに我々はウォーターフォールで開発に取り組んでいました。これは、間違ったことではありません。正しいことです。社会的に大きなインフラの開発においては、これは正しいと考えています。

しかし、WEBではそうではありません。

クラウドを1.0から2.0に

AWSを使うことで、ドコモにおける開発カルチャーが変わってきました。アマゾンクラウドを大きなデータセンターとして使うのでは意味が無いのです。クラウドを1.0から2.0にしていく必要があります。どのようなことがドコモで起きたかというと、新たな開発コミュニティと付き合い、私達の考え方が変わってきました。

早く失敗する。安く失敗する。
発注先に責任を押し付けるのではない。共有責任モデルで失敗を共有する。

こうした考え方に、大きく変わってきています。

サービスとAWSの相性

音声認識エージェントはたった数人で開発しているし、開発速度も早いです。市場での反応を見ながらサービスを変えていくというやり方になっていて、このようなリーンスタートアップの考え方をドコモのような大きな会社でもできるということは、AWSのエコシステムと付き合うことで勝ち取ることが出来たものだと思っています。

AWS導入のきっかけ

AWSを使うことを検討するときの議論として、「セキュリティは大丈夫か」「性能はでるのか?」「スイッチングコストが高い」などと言って、結局使わない結論になることがほとんどだったと思う。

大事なのは、ダイブしてしまうこと

しかし使わなければならない状況というのがあります。音声認識エージェントを数ヶ月で立ち上げるとか、スケーラビリティのあるインフラを早く立ち上げなければならないなど。そのように必要に迫られた時の、思い切ったダイブが、私達は必要だと思います。

移行が難しい、ミッションクリティカルなシステムも業務にはあると思うが、私達は2012年に思い切ってダイブをしました。今では、WEBシステムの殆どはAWSで動かしています。

まさか業務系システムはクラウドにしないと思っていたが、今年はついに、業務システムをAWSで使う予定です。データセンターとAWSのRedshiftをVPCでつなげて、数ペタバイトの情報を扱う予定です。

Amazonから補足

とりあえずやってみるのが、大事なことであるということだと思います。これまでのITとクラウドベースのITの大きな違い、それは、すぐ始められて、すぐやめられるということです。5ドルほど支払ってすぐに使うことが出来て、実際に使ってみてから、使うかどうかの判断ができるのです。

RedShiftを使って頂いて、使うかどうか見極めて頂く、その際には多くても30ドルぐらいで、実際に試してみて考えることが出来ます。ちょっと試すだけで、ずっと使い続ける必要はありません。

AWSが目指す、主導権のお客様へのシフト

私達は、コントロールをプロバイダからお客様にシフトすることを実現したい、と考えています。先ほどのお話を聞いて、栄藤様が私達をパートナーとして認識して頂いていることがありがたいことだと思います。アカウントマネージャーが私達のプラットフォームで成功できるように皆さんをサポートします。そのことがコスト削減にもつながると信じています。

新しく提供を開始したデータウェアハウスのRedShiftは、いま最も急速に成長しているサービスとなっていますが、そのことから、こういった新しいサービスは、みなさんすぐに試してみたいと考えているのだ、ということが分かります。

そしてこういったものを試してみたいときに、ITの部門に要請を出さなくても気軽にデータウェアハウスを起動させる、そういったことが多くの事業部で可能になっていくのです。

私達のサービスもお客様のコントロールです。私達は、お客様がAWSをどのように使っているのか、どのような課題を持っているのか、AWSを使ってどうしたいのか、といったフィードバックを頂いて、サービスを改善しています。去年は、280以上の機能を追加していますが、これは皆さんからのフィードバックで生まれた機能です。私達はお客様、皆様のために開発をしているのです。

Log for CloudWatch
自動ログ収集と解析のサービスも開始しました。

AWS CloudTrailが東京リージョンで利用可能になりました。
今日もうひとつのサービスをご紹介します

Amazon Knesis が東京リージョンで利用可能になりました。膨大なデータを使ってインジェクションが出来る。リアルタイムで3つのリージョンにわたってデータを処理できる。{えんしl、Ripplation、スシロー、Gulliverに使って頂いている。スシロー:お皿を追跡してデータ解析している。Ripplation:ゲームサービス、Gulliver:中古車データを追跡している。

すべてリアルタイムのデータ追跡で今自社で何が起きているかをトラッキング出来る。
多くの企業はまさに彼らが構築しなければならない製品に注力できる。ここでHIS高野様をお招きしたい。幅いろい一連のサービスがいかにHISの成功を助けているかのお話をいただく

HIS高野様

当社AWSの活用をグローバル視点でお話したい。現在世界で56カ国117都市、6月時点でツアーデスクがオープン。
80年台から海外旅行中心。多くは日本の方の海外旅行のためでした。

いまは東南アジアの方々が世界に旅行に出かけるということで拠点を作っています。

まだまだブランド認知も足りませんのでタイではトレインラッピング、キヨスクタイプのディスクを駅に出店などしている。

10月に訪日ピークになるので夏のためにAWSを利用してテストを行っている

そうした急速グローバル展開のためにAWS様をパートナーとしている。

そもそも当社の課題は、そもそも規模が小さいIT部門です。各拠点に人員が居るわけではなくここ数年海外に人を派遣する形だった。

やることは大小様々で初期投資をかけられない。
キャンペーンや季節でトラフィックが常に変わるという課題。
タイでいつまでに、インドネシアでいつまでにというスピードも1番の課題であった。

その基盤づくりでAWSを選択した。

  • グローバルでは要因の場所を問わず世界各地のリージョンが利用可能。
  • 初期投資が安価で何事もチャレンジできる。
  • 柔軟性、リソース増減が自由自在。
  • スピ0土、利用開始終了変更が即時に可能で新しいことにすぐチャレンジできる。
  • 変化への対応:ベンダーに依存せず自社手動で対応可能である。

2012年から考えていたが、まず何からAWSで出来るのかという考え方で、どうしても外部接続がないとか、静的であるとか、そういう小さなシステムからやっていった。

失敗しなかったが、どれだけ良かったかの破断もしにくかった。

じゃあちょっとやってみようと、一番心配だったのが接続の安定性。そこでまずDirectConnectを使用してみた。そこで安定して高速通信が出来て、IT部門もこれだけ出来るならと前向きになった。

オプショナルツアーやレンタカーでの活用が始まった。

今まで何がAWSに合うのかという考え方をしていたが、今年からはまずはAWSで考え、出来ないことなら他の手段を考えることになった。

インフラに注がれる力が減りいろんなことに挑戦できる世になった。

以上が当社のグローバルにおける選択です。

補足

特に国際的に展開していく時、ITはブロッカーになってしまうということなんですね、しかしAWSの活用によりITは障害にならなくなる。

モバイルファースト

様々なテスト、マイグレーションが起こっていっている。特にひとつ重要性が増しているのがモバイルの世界だと思います。

様々な製品やサービスをモバイルから作っていくというのが普通になっています。素晴らしい例があります。NHK紅白歌合戦のセカンドスクリーンをモバイルにするということが行われました。

ユーザーがエンゲージして熱狂していくサービスの提供が可能になります。

開発者にとっては、高信頼性でユーザーフレンドリーな様々なデバイスに対応したサービスを作ることが出来る。

Amazon Cognitoというサービスを紹介します。
皆さんに変わってユーザーIDを管理し、ユーザーの情報を格納します。他のデバイス何を使っても、なんのインターフェースでアクセスしても、同期が可能。

アプリケーションの効果測定も Amazon Movile Analytics で可能になる。

Amazon Mobile SDKを使えばアマゾンモバイルバックエンドサービスに簡単にアクセスできるようになる。

その前から提供しているクロスプラットフォームプッシュ通知サービスがあります。このようなサービスに酔って開発者の方々が非常に魅力的なサービスを提供できる、非常に広範なサービスを開発できるようになる。

aws.amazon.com/mobile
にアクセスするとこれらをご覧いただけます。

新しいモバイルサービスが追加され、これによって皆様が簡単にアプリケーションを開発し、機能に集中できます。

エンタープライズ

また新しいエンタープライズサービスを始めます。
解析やアーカイブ以外に、バーチャルデスクトップが大事であるという声を聞きます。

一貫したセキュアな環境をエンタープライズに提供できる。

しかし複数のデータセンターで可用性を担保し世界中に提供する、データセンターが障害を起こしても大丈夫なようにというのは非常に難しいことです。

しかしこれらは私達のコアコンピテンシーです。

Amazon WorkSpaces

  • デスクトップ仮想化の約束を実現。
  • インフラと管理ツール
  • エンドユーザーのディスクトップとモバイル・アプリ

これは昨年末に発表しました。

ドキュメントの共有

ではこのつぎには?ドキュメントの共有とコラボレーションが今日の企業の課題であり、管理オーバーヘッドが高く、フレキシビリティが無いと言われています。

しかし組織であればそれは大事なことである。どこにドキュメントが有り、セキュアである必要であり、どういうドキュメントが共有できるべきかということがある。

歯科医ユーザーにとってはフレキシビリティが欲しい、どこからでもアクセスしたいしパスワードを増やしたくないし簡単にドキュメント上でコラボレーションしたい。

そこで Amazon Zocalo を先週発表しました。

非常に簡単にユーザーがサービスを利用できます。WEBインターフェース、アプリ(Win,Mac,Android,iOS)

金融

スタートアップの世界だけではなくエンタープライズの中でも存在感を増しています。

AWSを今日使っていない業界はありません.

そのな強調したい物があります。AWS上での金融セクタです。

4行のうち3行がAWS上で、そのうち1行はすべてをAWSで動かしている。金融セクタにおける強豪のためにはすべての組織にとってクラウドが必要だということです。

典型的な例と致しましては海外にもそれは波及していまして、フィリピンで直近台風の後にフィリピン中央銀行が災害復旧のためにAWSを使うことになった。

クラウドは子供の遊びのためだけではなく、ディザスタリカバリのために非常に大事なものになっています。

マネックスグループ 松本様

わたしは経営者であります。その立場でどのようにAWSを使っているかお話したいと思います。

当社はオンライン証券を世界で展開しています。日本アメリカ本校に免許を持った証券会社を持っています。FXで世界150カ国に展開。

グローバルに展開する中でグローバルビジョンという経営方針を持っていて、お客様がどこからアクセスしても世界中の商品を扱えるユニバーサルなサービスを、インハウスでつくろうとしている。

我々がお客様に対してデータをしっかり管理する、何かあった時に復旧するといった責任をまっとうするために内製化したシステムでないと達成できないという意味で非常に重要だとかが得ている。

その一方で世の中で起きていることとして、インハウスの話をしましたが、アジャイル、、もともと私達もウォーターフォールでしたが、開発コストを下げる、要望を叶えるためにアジャイルでなければならない、続々と出てくるデバイス対応、API開放を考えていかなければならない、クラウドコンピューティングで対応することが求められる。

当社では、アメリカ株を日本で売買するサービスや、日本の株、ミリセカンド単位で価格が変わっていくミッションクリティカルなサービス、厳しい金融庁からの監視を受けている中で5時間4000銘柄ミリセカンドの価格を提供するサービス、そういったことをしています。

今申し上げたことを、AWSで、日本株において銘柄の価格を提供するサービスを提供している。

人事システムではないしWEBサービスでもない、止まったらダメなミッションクリティカルで厳しい監督のあるサービスにおいてAWSを使ってサービス提供を実現している。

株の売買の情報は繁閑が激しく、多くのお客様に届けなければならない、繁閑のみならず1周間で売買出来高が倍になるということも起きる、そういうところでの柔軟性やスケールアップ、またイノベーションのために我々として、AWSを使う他に手段がないということで、ミッションクリティカルな業務で使われることはまだ一般的でないかもしれませんが、私達はAWSを使っている。

旧来イノベーションは金融から起きてきた。しかしあまり近年は起きていない。そういった反省も込めてAWSからイノベーションを起こしていきたい。

補足

選ばれたことを嬉しく思っています。

私達がどれだけのことを達成できたかを示すことだと思いますし、大変信頼性の高いサービスを、様々なデータセンターで運用しお客様をサポートできていることを示すものだと思います。

これだけ柔軟性のあるインフラが得られるということだけでなく、経営としても柔軟性が得られるということだと思います。

お客様に最高のサービスを提供しないとみなさんは私達のお客様でなくなってしまい得ると考え、最高のサービスを提供できるようにと考えている。

これは本来あるべき姿。柔軟性が有りベンダーのロックインがない。

私達が常にコスト削減に注力していることもポイントだと思います。

トラステっとアドバイあというサービスを提供しています。皆さんにアドバイスを提供するサービスです。どうやったらアマゾンのプラットフォームでコストを削減できるかをアドバイスします。

インドの映画製作サービス、私達のインフラの使い方をよくわかっていらっしゃるお客様でしたが、この導入で更にコスト削減が出来ました。1ヶ月でAWS請求額を3分の1削減しました。

私達はお客様が長期的にハッピーになるように貢献したいと思います。だからこそ柔軟性、コスト、顧客志向のイノベーションをしています。そうして多くのお客様に使って頂いています。

商用のお客様だけでなく多くのパブリックセクタもAWSを使って頂いています。政府機関もアジャイルになりつつ有ります。彼らのコスト削減は1ドルでも市民を助けることに利用できるわけです。

大学機関にも利用して頂いています。すべての改訂にセンサーデータを設置している海洋センタのデータはAWSから他の機関が利用できるようになっています。

NASAの衛星データもS3に直接入り、他の期間が利用できます

ゲノムデータの提供などもあります。

大学や日本の研究機関でもAWSを利用して頂いています。SiNETとAmazonクラウドが直接つながりました。
研究機関がどのように活用しているか

国立情報学研究所所長 喜連川

冒頭のスライドにあったように情報研だけでなく東京大学共感もしています。

東京大学の名前はみんな知っているが国立情報学研究所というのはご存じないかもしれません。

国内の研究機関を結びつけている組織。学術情報ねとワーク。

日本全国の大学・研究機関を結ぶ学術情報ネットワーク。

小林・益川理論の懸賞を目的としたBelle実験において、KEKのBelle測定器から出されるデータを。。。

ALMAの天文台、チリ地上5000メートルの天体観測データ、の日本アメリカ間の接続回線の提供。

つまりサイエンスがデータになって生きている。
データ中有進化学。e-Science。チリに行く研究者よりそこから出てきたデータを元に研究している研究者のほうがはるかに増えている。

研究がデータに乗っ取る形にシフトしてきている。

地球温暖化シミューレーションにおけるような膨大なデータを扱うなど。ノーベル賞に近づくにはこういったデータ基盤を早く作ったものが価値、ということでデータ基盤への期待が非常に大きい。

データはビッグサイエンスだけなのかというとそんなことはない。21世紀は我々の生み出すデータの量が爆発的に増えている。

ビッグサイエンス以外のデータには何があるのか。3.11のつぶやきのリフージョン、多数のフォロワーを持つ人より草の根で広がっている。
ところが有名な人が寄付を呼びかけると中心から影響を及ぼす形にある。

社会学者らは21世紀になってこういう構造を初めて目にする。

科学データの管理は大変。データの時代にクラウドは非常に重要な役割を果たすものだと持っている。

全国の大学に対するアンケートでは600の大学のうち、既に利用しているのは非常に少ない。しかし広島大学では、本部業務までクラウドにシフトするなどしている。

決して何も行っていない状況ではない。

学術情報基盤も回線帯域を上げる計画。またその中でクラウドも重要視している。
SiNET構築にAWSさんに入ってもらうよてい。

将来の学術基盤は、クラウドを使うことに酔って研究者の負担は少なくなるだろう。学術の新店速度をブーストする。それだけではなく、研究スタイルそのものが根本的に変わると考えている。大学の先生が最終地として論文をアウトプットすることが目指されてきたが、研究過程でどんなデータが使われ、どんなプログラムで計算したのか、一部の査読者が読むのではなくいろいろな議論が可能、研究者の研究環境は改善できる。

今一番面白いのは教育が一番面白い。
多くの学生は何度もここを見ているということを確認できる。皆先生のここをわかりにくいと思っている。あんたの教え方ここ悪いんじゃないの?ということが言えるようになる。教官と学生で切磋琢磨が可能になる。

補足

いかにデータサイエンスをエキセントリックにすることが出来るかということが伝わったと思います。
今までのサイエンティストはあまりデータセンターに来るものではありませんでした。
物理のみならず考古学までデータになってきました。

皆さんが作業しなければならなかったインフラを私達がお手伝いできることを嬉しく思います。

今日一日でいろんなことを学んで頂ければと思います。

お役に立ちましたか?

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